1. 概要
このコンテンツでは、Nios® II SBT for Eclipse での console 画面の文字化け対策についてご紹介いたします。
【図1】のように Nios® II SBT for Eclipse 使用時に、ビルド実行後の console 画面に文字化けが生じることがあります。このままではビルド時のメッセージが確認ができないため、次項の『2. 対策方法』で文字化けを解消する方法をご紹介します。
【図1】 文字化けが発生する Nios® II SBT 画面
尚、インテル® SoC FPGA 開発において、Arm® Development Studio 5(DS-5)で文字化けが起こった際の対策方法については下記のリンクをご確認ください。対策方法が異なります。
参考:Arm® Development Studio 5 Intel® SoC FPGA Edition のビルドメッセージが文字化けする場合の対策
2. 対策方法
対策方法としては、下記ディレクトリー内にある ”eclipse.ini" ファイルに、「-Dfile.encoding=utf-8」の記述を追加します。
- Standard Edition : C:\intelFPGA\<バージョン>\nios2eds\bin\eclipse_nios2
- Pro Edition : C:\intelFPGA_pro\<バージョン>\nios2eds\bin\eclipse_nios2
【図2】 eclipse.ini ファイル格納ディレクトリー(Standard Edition の例)
"eclipse.ini " ファイルをテキストエディターで開いて、下記記述を追加してセーブします。
-Dfile.encoding=utf-8
【図3】 eclipse.ini ファイル内容
対策後の画面を【図4】に示します。エラー文の文字化けが解消され、日本語表記になってることを確認できます。
【図4】 エラー対策後の Nios® II SBT 画面
以上が Nios® II SBT for Eclipse の console 画面が文字化けする場合の対策となります。
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