はじめに
プラットフォーム・デザイナー (旧 Qsys) は GUI をベースとしたシステム統合ツールでコンポーネント間をクリック 1つで接続できる設計ツールです。最近メーカーから提供されるリファレンス・デザインにおいてもプラットフォーム・デザイナーをベースとしたものが多くなっています。
プラットフォーム・デザイナーでは従来の RTL 設計では手作業だった部分を自動化し設計の効率を大幅に改善します。
そんな便利なプラットフォーム・デザイナーですが、ウィンドウのサイズや位置が使いづらかったり、コンポーネントの数が多くなると見づらくなることも事実です。そんな時には以下で紹介する機能を使用してみてください。
タブをクリックして全画面表示
プラットフォーム・デザイナーでは複数のウィンドウが表示されますが特定のウィンドウを全画面表示させることができます。設定が複数ある場合などに有効です。
タブを結合
タブは別のウィンドウにまとめて管理することが可能です。同時ではなく切り替えて見れれば良い場合などに有効です。
ウィンドウの配置を元に戻す
色々と弄りすぎてウィンドウの配置がぐちゃぐちゃになってしまった場合にはこちらの機能を使用して初期化できます。
View メニュー -> Reset to System Layout
フィルター機能
表示したい信号線のみをフィルターして表示されることが可能です。よく使用されるのが Hide Clocks and Reset のフィルターです。こちらを選択することでバスの接続のみを抜き出して確認することができます。
逆にクロック、リセット関連の接続のみを見たい場合には Clock and Reset Interfaces を使用するとわかりやすいです。
- All Interfaces の例
- Hide Clocks and Resets の例
信号に色を付ける
接続した信号に色を付けることが可能です。これによりコンポーネントの接続を視覚的に強調して見ることができます。
まとめ
いかがでしたか? 使い慣れるまでは少々わかりづらいツールかもしれませんがご紹介した機能を使用することで格段に操作性はあがると思います。
プラットフォーム・デザイナーを使いこなしてシステム構築の時間短縮にチャレンジしてみてください。
また、プラットフォーム・デザイナー の基本操作については下記のコンテンツのご用意もございますので併せてご参照ください。